吸引処置について
吸引処置は、通常は看護師等が行う処置で、ホームヘルパーが行うことはありませんが、このような処置を必要とする状態の利用者に接する機会もあることから、この処置について知っておいた方が良いと思い、ご紹介します。
高齢者の場合、呼吸器系の感染をおこしやすく、慢性気管支炎などにかかって、痰などの分泌物に悩まされるケースが多くなります。
特に、寝たきりの場合には身体を動かすことが少ないため、痰が気道内にたまりやすくなります。
そして、自分で痰を出す力が弱まっていたり、水分摂取が少なく脱水症状になれば、痰を出すことが益々困難になります。
痰がのどにからみ、咳き込んでも出すことができないと、窒息の危険も高まってしまいます。
人工呼吸器を付けている場合や、気管切開をしている場合、意識状態が悪い場合なども、痰や分泌物を出す方法として、吸引が必要になります。
痰を出しやすくするために日常生活で気をつけることは、水分の摂取を充分に行うこと、加湿器を使って湿度を50〜60%にすること、体位変換によって身体を動かすことなどです。